物心ついた時からずっと音楽が隣にあった人生。ちょっとだけゆっくり歩いてみて大切なもの、気になってることについて書き連ねてみたいと思います。徒然なるままに…。
再び…祖母予備軍の長い長い1日…
9月30日(火)

またこれから誘発剤→促進剤をやるはず
朝1で送った「どう?」というメールへの返信が来た。
きっと不安で一杯のはず…。
そして…
10時半、「今強めの薬を入れました。仕切り直しで今日中は厳しいそうですが頑張ります。」と…。

12時、婿殿が帰宅。シャワーを浴びて昼食を取ってから、一緒に病院へ向かった。
頼まれていた下着、枕(!)、タオルケット、スリッパを持って。

駐車場が普通のコインパーキングぐらいの広さがある。3階建ての大きな病院…。
陣痛室点滴中の娘と対面。
どんな具合?」と聞くと「全然変わらない…」と。
心音の聞こえる器械がつないであって「トクトク」と元気な音が聞こえて来る。一体いつになったら出て来る気になるんだろう…。
時々助産師さんが見に来て「間隔は?」などと聞いて行く。
痛みというほどでもないらしい。一応間隔はあるけれど…。
ここだと退屈だから病室に行ってたら?」という言葉に甘えて3階の病室へ。
鍵を開けて(!)入る。!!!ホテルみたい!冷蔵庫、テレビ、ドレッサー、シャワー、トイレ、エアコン…至れり尽くせりだ…。
この部屋にいられるならラクだろうけれど…点滴につながれて何時間もじゃ可哀想だ…。
隣の部屋から赤ちゃんの声が聞こえて来た。涙が出そうになる…。

婿殿のお母さんが来てくださる。周りのみんなが今か今かと心待ちにしている。幸せなことだ…。
husbandも顔を見せる。
H君、よく頑張れるねえ。僕だったら『任した!』と言いそうだよ。」と…。

お母さん、帰ってていいよ。」というのでやっぱりまた自宅待機にした。
呼ばれたらすぐに駆けつける…ということで…。
娘は私を気遣い、私は娘を気遣い…。

そして…
19時半…
再び仕切り直しかも…明日違う薬でダメなら帝王切開にするかも…」とメールが…。
husbandは「行ってやったら?」と言う。
励ましてやった方がいいよ」と。
いや、それはどうだろう…。婿殿と2人の方がいいかもしれないし…。そこまで深刻になってほしくないかもしれない…。
こんな時、父親と母親の感覚は少し違う…と思う。
婿殿に電話を入れる。「行った方がいいかな?」…
娘からメール…
大丈夫よ、まだ頑張れそう。いつになるかわからないけどお母さん達も気長に待っててくれ
こんな書き方に彼女の精一杯の心遣いが感じられる。

電話をしてみる。
子宮口開くどころか固すぎて開きそうにないって…
こうなったら帝王切開でもいいじゃん。保険下りるよ。タダになるよ。
そうだね。
麻酔だしさ。
うん、そうだね。

自然に産まれて来るにこしたことはないけれど3日続けての点滴では彼女の神経が参ってしまう。
何とか早く対面したいものだ。
本当の幸せな気分を味わいたいものだ…。

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祖母予備軍の長い長い1日…
9月29日(月)

7時、起きると娘はすでに洗面所…眠れただろうか…。
婿殿のお弁当を作るという。うん、素晴らしい嫁だ…。

昨日相談してとりあえず私は自宅待機となった。
午前中は検査だけだろうし、要る物があったら届ける係に任命されて…。
付き添いは婿殿に任せた。優しい彼なら怖がりの娘を励ましてくれるだろう…。

とにかく注射が大嫌いの彼女、促進剤は点滴だけれど大丈夫だろうか…。
小さい頃は予防接種の会場へ入っただけで大泣きしてたし、小学校や中学校の集団予防接種の日は「風邪を引いてる」ことになっていた…。大人になってからも職場の健康診断の採血も特別に横になってやってもらったらしい。
まあ、今回は自分というよりbabyの為だから、死ぬ気で耐えるだろうけど…。

8時半、TAXI到着。
行って来ま〜す。」に「行ってらっしゃい。ゆったりね。」と送り出した…。
husbandは「じゃあ、Nちゃん、頑張ってね。情けないけどそれしか言えないんだよね…。」と娘に言って家を出た。
婿殿と携帯の電話番号とメルアドを交換して…。

9時半。何だか落ち着かない…。
今頃は…とどうしても考えてしまう。

10時半。娘からメール。
誘発剤の薬飲んで、午後から点滴だって。お母さんは夕方でもいいかも。夜遅くか明日の朝早くでしょうって。
…そうか…。ちょっと拍子抜け。
でもまあ、いつでも出られるように支度だけはしておこう…。

午後3時、娘からメール…
まだ痛みさえない。お母さん夕食食べてからでもいいかも。洗顔とクリーム、デジカメの充電器持って来て。
デジカメか…婿殿はビデオも撮ると張り切ってた…。
中は撮っちゃいけないんだっけ?
…そりゃそうだし…それどころじゃないんじゃない?昨日の夜は3人で「マリオパーティー」をやった。しかも娘がダントツ1位…何という妊婦…。世の中変わったなあ…。

午後5時、「お弁当買って7時頃着く」とメールを入れたら「まだ軽い痛みだから22時ぐらいでいいかも…
あれまあ…いよいよ夜中ですか…。


それでは…と一眠り。
夕飯の支度をして…husbandの帰宅を待って…さあ!…と身構えてたら…
点滴終わったけどまだ全然降りてないって。明日強い薬に換えて仕切り直し
…拍子抜け…。
婿殿も明日一旦我が家でシャワーを浴びるとのこと。
ぽにょはずいぶんのんびりしたがんばりやです」と書いてあった。
きちんきちんと物事をこなして来た娘のことだから実はずいぶん落ち込んでいるのだろう。
彼女のほしがっている言葉を与えることができたらいいのに…。

そんなわけで長〜い1日は…終わった…。
明日もまた長〜い1日になるのだろう…。

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Perfect Prime Live 〜 ノリタケ ミュージックシーン
9月28日(日)

Perfect Primeのステージ…。今日の私はOperatorSinger…。
娘の出産が重なる場合を考えて2patternの音源を用意したのだが、どうやら元通りの曲順で行けそうだ…。

去年の12月以来のノリタケミュージックシーン…。
あの後、メンバーチェンジがあって…新メンバーはこのステージのために大変な努力をして来た。その成果がどう表れるか…。





 赤煉瓦の建物が素敵だ…
 結局一度もゆっくり見て回ったことがない…



12時、Nさんのセッティングを待ってリハ開始。
音が出ない、ノイズが出る、MDが読み込まない…など久しぶりのMixer役にオタオタしながらそれでも何とかバランスを取ってみる。
9人の声量マイク通りが違うので結構頻繁に数値を変えなくてはいけない。
本人達だけでControlできるようになると、どんなステージでもその箱のOperatorさんに任せておけるのだけれど…。





 向かって右端の2人が…
 新メンバー…
 かなり緊張していた…



30分ほどで終了。
控え室に戻って本番へ向けての注意事項を言いながら…



 娘が作ってくれたお弁当を食べる…
 みんなから賞賛の声が…
 はい、そうです…よくできた娘です…



1時半、本番スタート…

Hallelujah」から…
う〜ん…音程が…

曲順もMCも今回は完全に任せてみた。少しずつ要領がわかってくるだろう…。

Hail Holy Queen

I Believe Ican Fly
最初のところをソロにしたのは正解。

Jupiter
テナーの響きがもっと出るといいのだが…。

見上げてごらん夜の星を
日本語の曲だとFeelingがかなり重要になる。歌詞を伝えられるようになれば…。

Ain’t No Mountain High Enough
ソロは良くなって来た。
 
そしてLastは「Bridge Over Troubled  Water
う〜ん、ハモってないなあ…。

アンコールの拍手が起こるが「3時からの2nd stageにぜひいらしてください」と締めくくって終わる…。なかなか1時間潰してまた来てくれる人はいないけれど…。

今回はPPのOBがたくさん来てくれて、まるで同窓会状態。
AUSから帰国したSちゃんの顔も…。(とうとう遊びに行けなかった…)

2nd stageの私の曲のMixingを頼んであったO君の姿がない…。
奥様のMちゃんが「後から来るそうです
あれ?mixer頼んであったんだけど…
え〜っ?!忘れてると思います…
え〜っ?!

見に来てくれていたT君に急遽お願いして説明をしていたらO君が駆け込んで来た…。
T君、ごめん、いい…」…憮然とした表情のT君…。ごめんなさい…。

2nd stageは私の歌「Greatest Love Of All」から。
子供達へのメッセージがこめられたこの曲、どうしても歌いたかった…。
そして「Think
そろそろこの曲のソロも誰かに任せたい…。
終わって急いでMixerへ戻る。





 「楽しさ」がPPの持ち味…


トルコ行進曲
クラシックはお客さんの反応がいい。

Oh,Happy Day
交替するソロもだんだん形になって来た。Eちゃんのハイトーンも新鮮だ。

Shout
間奏の「フリ」は…どうだろう…。内輪ノリに見えなければいいけど…。

Seasons Of Love
Feelingがイマイチ。歌詞の意味が理解できていないのだろう…。

最後は「Joyful Joyful
Eちゃんのソロはやっぱりカッコイイ…。





 子供連れのお客さんも多い…



ライブ告知を忘れたTさんが終了後にMCを…。中途半端な形のアンコール…。
Hallelujah」を。

3時半終了。
ここのステージはいつもたくさんのお客様が来てくださるのでありがたい。…が、やはり途中で席を立つ人も…。
Freeだからこそ、最後まで1人も帰る人のいないステージにしなければ…。





 駅までの道には…
 こんなプレートが…



新生Perfect Prime…気持ちは盛り上がっている…。
練習も熱心だし、私も指導しながら何とかその気持ちに応えなくては…と思うのだが…
音程やリズムや声の安定などの基本的なところがまだまだ未熟。12月のクリスマスライブまでに、Voice Trainingを強化して「ハモる」ことに重点を置きたい。
」と化した私に…メンバーはついて来れるか?

夕方帰宅したら夕飯の準備はすっかり整っていた。
入院前の最後の晩餐(?)ということで「天麩羅」を。食事制限から解放された娘は…それでも「体重ヤバイかも…。怒られるかなあ…。」と心配をしていた。





 「最後の妊婦姿撮って」と…
 今日はゴニョゴニョ動いているところを…
 動画にも収めた…



神聖な、神秘的な、驚異的な…新しい命…。
どうか健やかに産まれて来ますように…。





音楽 | comments(4)
秋でなくても読書は楽しい…
立て続けに本を読んだ…。


 篠田節子の…
 「静かな黄昏の国」…




怖い…よくこんな怖いことを思いつくものだと裏表紙にある彼女の写真をまじまじと見た。
物静かな、上品な奥様…といった感じにしか見えない。
短編集なのだが、どの話も実際に起こりうる出来事なので…怖い…。
読み終えた後、友達にこのことを話して議論してみようと思ったが…話せなかった…。
篠田節子」を知らないという息子に「ぜひ読んで」と持って帰ってもらった。さてどんな感想が聞けるやら…。


 白石一文の…
 「もしも、私があなただったら」…




う〜ん…この作家の作品は確か2冊目だと思うけれど…福岡出身ということで身びいきしたくなるけれど…つまらない…。
以前もタイトルに惹かれて買ったような記憶がある。そして…ガッカリしたような…。
この女性の押しつけがましさがたまらなく嫌だ…。そして主人公の男性の優柔不断さにも腹が立つ。
久々、「買って損した」と思った作品。まあ、あくまでも主観だけれど…。


 伊坂幸太郎の…
 「アヒルと鴨のコインロッカー」…




地下鉄に乗って読んでいて…あやうく乗り過ごすところだった…。本屋を襲う場面…。
いやあ、面白かった!まるで推理小説を読んでいるような…。
小説を読む時というのは大体その先を想像しながら読んでいるものだが、この話では…それが出来なかった…。
だからこそ…え?!何で?!…と続きが気になって仕方がない。

最後も結局ベッドの中で半分を読み終えてしまった。
気がついたら4時半だった…。何という結末!Netで調べてたら…映画化されてた…。う〜ん、どうしようか…見るか…。

この作家の作品は初めてだが、ニンマリしたくなった。これからしばらく買いあさりそう…。








| comments(2)
babyはのんびりや…
予定日をとっくに過ぎたというのに娘のおなかのbabyはまだまだ活発に動いている。
早く出ておいで〜」とみんなで呼びかけているのだが「聞く耳持たず」の様子。

2日ほど前には「ちょっとお腹が痛い…腰もちょっと痛い…」などと言い出したので…ん?!いよいよ陣痛?!…と身構えたのだが…治まってしまった…。
もしかしたら…昨日食べ過ぎたのかもしれない…」と…。
だって初めてだからどんな痛みなのかわからないもの〜」…そりゃあ、そうだ…。

何かやってた方が気が紛れる」と…





 DSに興じる妊婦…
 ソフトは…「リズム天国」…



そして…
今日、娘は検診へ行って来た。
SO AM Iの練習中の私にメールが入った。
月曜朝一に促進剤のため入院です

帰宅すると部屋にこもりっきりで婿殿と電話中。長い…。
ようやく姿を現した娘は…着替えもしていない…。
決まって良かったじゃない。
うん、まあね。でもかなり落ち込んだ…
そうなの?何で?
何か自分の身体のことじゃないみたいな…何で?って…。よくわからないんだけど…
お母さん仕事休みだし、日曜のライブには参加できるし、ありがたいよ。
だったら…いいけど…。
きっとお腹の中の居心地がいいんだよ〜。

昔だとそんなシステムないから、ただ待つしかなかったんだよ。そんなの不安じゃない。
そうだね…。

とにかく決まってホッとした。明日から連休を取ってやって来る婿殿と外食をしに行くという娘…。
もう好きな物食べていいよ。

いよいよカウントダウン…。
入院時は私も婿殿と一緒に病院へ付き添うつもりだ。
婿殿は立ち会い…。私は…きっと分娩室の前の廊下を行ったり来たりするんだろうな…。そして聞こえる「オギャー!」に「産まれた!」と…。
あれ?これって…父親の図?

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