物心ついた時からずっと音楽が隣にあった人生。ちょっとだけゆっくり歩いてみて大切なもの、気になってることについて書き連ねてみたいと思います。徒然なるままに…。
意識の改革
 義父が急性膵炎で入院したのは、7月7日、Iさんのバースデイパーティーの日だった。
 膵炎は完治したものの、義父には足指の腫れ、腎臓機能の低下などが見つかり、退院が延びている。

 現在は排尿障害を治療中だ。自力で排尿ができない状態で、4時間置きの導尿に頼っている。
 プライドの高い義父はその状態が耐えられないらしく、見舞いに行くと愚痴をこぼす。
 食欲も出て来たし、90歳の割には、意識がしっかりしている義父は「いい看護師」「悪い看護師」の話を延々と続ける。

 「モノのように扱うでなあ
 「(点滴が)痛いで違うんでないの?と聞いても、そんなことないよ、おじいちゃんと言うもんでなあ。やっぱり漏れとったんよ〜。
 「まぶしいで、あれ(ブラインド)下げてくれって頼んでも、ハイハイ、後で‥って言うて、忘れてまっとるでいかん
 「夜中に導尿頼んで、『悪いなあ』って言うたら『ええよ、おじいちゃん』ってニコニコしとってなあ

 お得意の「ということは‥」という分析も始まる。

 初めて入院を経験した義父は、思い通りにならない現状に歯がゆい思いをしているようだ。
 「こんなことになるとはなあ‥」と涙ぐんだりもする。

 一人残された義母が心配で、husband、私、義弟、義妹が交替で実家へ通った。4人とも仕事があるのでなかなか休みを取って行くことはできない。

 husbandが地域のケアマネージャーを訪ねて相談し、市へ「介護保険」の認定審査を頼んだ。審査の結果は「要介護」ではなく「要支援」の状態。それでもヘルパーさんの派遣は頼めるようになった。買い物や病院への付き添い、ゴミ出しなどはお願いできる。だが他人を家の中へ入れたがらない義母は、それが最大の譲歩。

 ひとまずは‥と安心していたら、今度は義母が肺炎になってしまった。入院するほどではないが、定期的な通院と安静が必要とのこと。参った‥。

 水曜日、義弟夫婦と交替するために実家へ向かった。
 「帰るに帰れず」泊まったという二人は疲れた表情。昨日は病院へ付き添ったという。微熱が続いていて、食欲もない義母は点滴で栄養を補給している状態。

 届けてもらっているお弁当も「まずいんだわ」と殆ど食べない。
 実家へ行っても、ただ寝ている義母の様子を時々見に行くぐらいしかすることもなく、夕方には仕事のために戻る私は、大垣駅までトボトボと歩きながら、自分の無力さに自己嫌悪を感じたりもしていた。自分の肉親なら仕事を休んだりもできるんだろうか‥。

 金曜、husbandが仕事を休んで病院へ付き添った。そして夕方帰宅すると「別の病院で入院させることにした」と。

 今かかっている病院でも入院を頼んだのだが、ベッドが足りないと断られた。病状の重い人を優先とのこと。
 そんな中、ケアマネージャーが病院を紹介してくれたので電話をして聞いてみたら、受け入れてくれると返事が。
 良かった‥。

 そして土曜日、husbandと義弟が入院の手続きに行った。こんな時、女手があった方がいいのだろうが、決まっているレッスンは休むわけにはいかない。
 午後メールがあった。タイトルは「おふくろ

 「無事入院完了しました。今ぐっすり眠っています。
 husbandの愛情が伝わって来た。

 実家で義母が寝ている部屋はサウナのように暑く、換気も悪い状態だったので、冷房の効いた快適な部屋でゆっくり休めば、病状も快復するだろう。

 去年、義父母の今後について話し合った。4階建てのビルの3階を住居としている二人、急な階段が危険だし、隣の弁当やとはしょっちゅう揉めているし‥で、何度も転居を勧めてきた。
 同居は難しいかもしれないが、せめて近くに住んでくれれば‥とみんなが思っている。毎日顔を見に行けるところに‥。
 でも頑固な義父母は住み慣れた場所を動きたくないとずっと言い続けて来た。
 老人ホームの話をすると「親を捨てるのか!」と怒る。介護の話をしても他人の世話にはなりたくないと言う。

 困り果てていたところに今回の入院騒動。幸い大事には至らなかったし、このことがきっかけで少しずつ変わっていくのではないかと思っている。

 「早くお迎えが来ないか」と待っている義父母、せめて「お迎えが来る」まで、おだやかな楽しい生活ができるようにと願っている。
 



 
 

本日のハイライト | comments(0)
猫心はわからん‥
 メロンをもらった。食べた。空き箱‥おっ!もしかしてコタロウが喜ぶかも‥。
 新しい「」が登場するととりあえず、居心地を試すコタロウ‥

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 これがいつもの  
 ベッド‥



 最新の箱は「ま○や」の箱でちょっと小さかった。

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メロンの箱は豆の箱より一回り大きい‥



 ちなみに‥

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 いつものベッドと
 メロンの箱は‥
 これくらい違う‥




 「コタロウ〜!」と呼ぶ‥
 走って来た。見つけた‥。ニオイをを嗅いで‥。

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 入った!ピッタリ!



200707270946000.jpg



おお〜、居心地良さそう〜!



 「良かったねえ」と声を掛けて、台所へ。
 しばらくして戻ってみると‥

 え〜?!何で?!

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 コタロウは‥
 豆の箱に移動‥
 メロンの箱の方が‥
 広いのに‥




 わからん‥ 

ペット | comments(0)
おっ!New Version!
 昨日の夜の地下鉄‥
 生声のアナウンス‥

 「車内での飲食化粧は他のお客様のご迷惑となりますので‥

 おお〜!初めて聞いた!車掌さんのオリジナル?思わず顔見に行こうかと‥
 ‥でも‥『迷惑』ってどこまでを言うんだろう?「飲食」はともかく、「化粧」って迷惑?どんなふうに?
 さすがに膝の上にド〜ンと化粧バッグ広げて、フルメイクをし始めたお嬢さんには驚いたけど‥。でも迷惑っていうより、よくこんなに揺れている中で、ビューラーとかマスカラとかできるなあ‥って感心した。

 ドアの所で、立ったままクッキーを食べていた外人さんにも驚いたことがある。
 ‥さすが、外人さん‥って思ってしまった‥。

 いろんな人がいるけれど‥
 早く、「音楽プレーヤー」の規制をしてほしい!

 昨日は、隣で携帯のゲームをやり始めた中学生に注意できた!
 「音消してくれる?うるさいから
 ちょっと太めの気弱そうな中学生だったから注意できたけど、高校生だと‥できないなあ‥

 このテーマのブログをUPした次の日、新聞に、携帯電話を注意したおじさんが暴行を受けた記事が載っていた。
 あ〜あ、これだから「見て見ぬふり」になってしまうんだよなあ‥。

SUBWAY STORY | comments(0)
Voice × 500
7月22日(日)
 いろんなことがあった‥今日の本番まで‥何もかもが今日の主たる感想「感動」に流されて消えて行った‥

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 プログラムの写真には小さく去年の私も‥



 Voices〜Gospel Paradaise  

 10時、芸術劇場コンサートホールに入る。集合場所は大リハーサル室。ちょっと不安だったので美術館の受付の人に聞いたら、「まだ開いていませんので、地上から楽屋口へ廻ってください」と。
 あとから来た講師陣を「開いてないって」と引き連れて迷い迷いしながらようやくたどり着く。
 ‥開いてたらしい‥「聞くからいけないんだよ」‥そうか‥

 リハーサルが始まった。
 並んで待っている生徒達と挨拶をかわす。いい顔だ。
 曲間の寸劇への衣裳チェンジができるかどうかが心配だったのだが、切りながらのリハだったので、やっぱり‥不安のまま‥。

え〜い!何とかなる!

 それよりも‥歌詞が出て来ない!!‥他のことばかりに気を取られて、自分が歌うことに関しては‥捨ててた‥
 でも何しろ、すべて最前列。あきらかに口の形が違うのわかるよなあ‥よし、本番までに覚えよう〜!‥っていくら何でも全部は無理だろう‥

 今回、最前列で歌わなくてはならないのは‥

 全体曲の‥ 
 「God Is Working
 「Jesus Is The Answer
 「Worship The Lord
 「Total Praise

 講師演奏の‥
 「People Get Ready
 「Hallelujah

 グループの‥
 「Somebody To Love
 「Hey,Jude

 ‥! 8曲もある!
 そのうち、大丈夫なのは‥3曲しかない‥

 え〜い!笑顔でごまかせ!

 会場参加曲「Oh,Happy Day」は、『So Am I』が仕切ることになった。私は進行役。
 え〜っ?!‥とごねてみたが、何となくおだてられ、お尻を押され‥。でもアイディアはまったくない。
 リハやりながらも不安。

 え〜い!トシの功!

 楽屋で食事を取ったり、細かいことを話したりしているとあっと言う間に本番。

 全員が板付いた状態で「God Is Working」が始まる。500余名。客席から見ると圧巻だろう。一度座って見てみたい。
 
 私達、『No Name』 の出番は2番目。 前のグループの曲を舞台袖で聞きながら、段取りを考える。

 終わった!よし、さあ、行くよ!
 シスター姿の二人は寸劇まで待機。‥いいなあ‥。

 Y先生の指揮で「Somebody To Love」が始まった。
 ‥いいかも‥。バスから入る後半部分。テンポ‥あ、ちょっと走ってる!落ち着いて‥。

 そして私の指揮で「Climbing Higher Mountains
 指揮‥苦手だなあ‥踊るしかない‥。でも生徒の笑顔が全部見れるのはいい。楽しそうだ〜。
 ソロ。Eちゃん。う〜ん、さすが!乗ってる。Oさん。おっ!高いところ、シャウトしてる!‥腕の振りが気になるけど‥。

 ♪Ho〜me〜 ジャ〜ン‥(伸ばして〜)‥ジャン! 
 よし!いいね、N先生!

 暗転。上着を脱ぎながら、下手に駆け込む。

 シャツ(ボタンは適当)‥ネクタイ(結び目が裏向く‥いいや)、ジャケット(袖は伸ばして、ダサく‥)。あ、メガネ!(ずり落ち気味に‥)髪も結ばなくちゃ!手帳手帳!よし、間に合った!

 シスターがにこやかに戻って来た。(T先生とA先生はホントにハマリ役‥)

 Y先生が出て行く。「Sさん、Sさん。何やってんのかしら!」Yマネージャーという役。なかなかいい。

 さあ、私の出番。「すんませんすんません」‥手帳を落として‥
 その後は、博多弁の台詞(久しぶりだ〜)。
 「どげんしんしゃったと?
 「失恋しんしゃったっちゃろ」‥
 H先生がリハとは違う応酬を。
 やるな!負けてはいられない‥あれ?
 「何か、名古屋弁の混じっとるばってんが‥」アドリブの連発。時間大丈夫か?

 関西人O先生と変な外人M先生にマイクを渡す。上手いなあ‥。
 「What’s your name?
 「名前ですか〜。じゅんこですけど〜
 「Oh,Junko!Nice Name!Hey,Junko.Let’s Sing With Us!
 ‥の後の‥
 「Hey,Junko‥Hey,Junko‥He‥y、Ju‥nko‥Hey,Ju‥nko?‥Hey、Jude‥!
 ‥とだんだん持って行くところはM先生の演技力にかかっている。
 ‥よし、客席に笑いが!うけた!

 ♪Da〜dada dadadada〜 ‥
  Hey,Jude‥


 客席も巻き込んでの大合唱。歌って‥くれてる‥のか?‥わからないけど、クラッピングは大きい。歌いながらハケる。
 終わった‥。ホッ‥なんてしてられない!会場参加曲だ!着替え着替え!

 MCの人から紹介されて「さあ、皆さん」と出て行く。
 さんざんしゃべって‥あ、最初に歌うんだった!
 「段取り間違えました、すみません。何しろ57歳なんで‥」‥ウケた‥

 So Am I の「Oh,Happy Day」やわらかくていい。

 そして客席を3つに分けてのミニレッスン。
 まあ、譜面もなく、いきなり歌え‥ってのも無理だよなあ‥。あまり声は聞こえない。 目の前に座っているOB、Aさんが笑顔で歌ってくれてるのが支えになって進行していく。

 「では講師の皆さんにも入っていただいて‥
 ‥そうそうたるメンバーを差し置いての大役に気が引けたが、このハーモニーを聴けたのは役得!さすがに講師だ。

 終わった‥ホッ‥としてる間はない!こんどは講師演奏。歌詞‥。

 ♪Hm‥Get on board (おっ!出る!)
 ‥Thank the Lord (おっ!大丈夫じゃん!)

 よし、終わった〜‥
 ひとまずは成功。後は、エンディングのみ。
 M先生、A先生と○タバへ行くことに。‥また迷った‥。
 ギリギリに戻って急いで○ゾチャイラテを飲む。おいしい!

 またもや500人。一番上の段の人、大丈夫か?
 S先生の指揮で「Jesus〜」が始まる。
 「Worship〜」の指揮はO先生。カッコイイ!あ!ブレスレットが飛んだ!
 そしてラスト、A先生の指揮で「Total Praise

 ♪Lord,I will lift‥

 ゾクゾクする。いい曲だ‥。

 ♪You are the source of my strength!

 みんなの気持ちが伝わって来る‥
 客席のAさんの口も大きい。

 ♪Amen ‥
 
 終わった‥ホントに終わった‥
 A先生が感無量といった感じの挨拶を‥。聞きながら、自分の胸にも様々な思いがこみ上げて来る。
 アチコチでのハグ。言葉にならない感動を何とか言葉にしたくて、会話をする‥。でもやっぱり「良かったねえ‥」という陳腐な表現に‥

 楽屋での乾杯。Iディレクターの声がメチャクチャ高い。彼の中でも万感こみ上げるものがあったのだろう。
 スタッフのNさんの「やって良かったです!」はすべてを表していた。

 そして生徒との打ち上げ。盛り上がった〜。今回は新入会の3人、再入会の1人の歓迎会も兼ねての飲み会。
 心配していたのだが、3人ともすっかり溶け込んでいて楽しそうだ。
 全員が岐阜県だということがわかってビックリ。

 Tさんの感想。「いつも参加費高いなあ‥と思うんですけど、終わるとやっぱり出て良かった〜と思うんですよ〜」そうだろうなあ‥
 あの最高のステージで歌えるなんて‥
 
 ライブやコンサートの「感動」を起こす要素は一体何だろう‥と考える。環境もあるだろうし、題材も。
 そしてその日までに積み上げて来た努力の度合いによるのではないかと思う。

 今回のVoices、立ち上がった時点から様々な問題が発生して、‥なぜ?‥と落ち込むこともずいぶんあった。
 でもO先生に励まされ、何とかここまで来た。
 途中で諦めなくて、本当に良かったと思う。
 あの日々があったからこそ、ここまでの「感動」をもらえた‥。

 O先生に感謝!そしてもちろん、カワイイ生徒達にも感謝!
 
 打ち上げの席、隣がO先生、I先生のクラスだったのにはビックリ!結局、So AM I 全員が現れて、ホントの打ち上げになった。
 そういうふうに出来ている‥んだなあ‥

200707250832001.jpg


 生徒が忘れていった花束‥
 ‥もらった‥





 幸せな一日だった‥明日からをどう過ごそう‥
 いや、幸せは、きっとクレッシェンドするに違いない‥


  


レッスン | comments(2)
そろそろ規制を‥
 本山で東山線に乗り換えた。名城線と違って、この路線は混んでいてなかなか座れない。

 お!‥空いた!しかも端っこ!

 いそいそと座っていつも通り、文庫本を読み始めた私の耳に、不快な音が‥

 シャカシャカシャカシャカ‥

 う、うるさい‥

 隣だ‥○ォークマンか‥
 いや、違う。隣の男性が手に持って操作しているのは携帯‥やっかいな世の中になったもんだ。

 ‥大きいよ、音‥

 チラチラと隣を見るが、気づきそうもない‥。どうやら大嫌いなラップっぽい。気になって本の内容がちっとも頭に入らない。
 注意しようかなあ‥。どんな人物かさりげなく見てみる…う〜ん、スーツは着てるけど、若い‥ロン毛‥。
 止めておこう‥もし逆ギレされたら‥。

 念を送る‥

 降りろ〜‥壊れろ〜‥
 
 う〜ん、どうも今日は私の念力の効き目が薄い‥
 悔しいけど席を移るか‥と思っていたら‥

 お!降りた!やった!
 ‥でも私の降りる駅は次だった‥つかの間の平和だった‥

 「車内での携帯電話のご使用は‥」というアナウンスは流れる。
 「リュックは背負わずに‥」というのも時々聞く。
 「脚を広げて座られますと‥」というのを聞いたことがある。
 そろそろ「車内での音楽プレーヤーは‥」を言ってくれないかなあ‥。

 あれ?携帯で聴く音楽って「携帯電話のご使用は‥」に入らないのか?

SUBWAY STORY | comments(7)
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