物心ついた時からずっと音楽が隣にあった人生。ちょっとだけゆっくり歩いてみて大切なもの、気になってることについて書き連ねてみたいと思います。徒然なるままに…。
ハマリ中
あんじゅう―三島屋変調百物語事続 

宮部の時代物にハマッている。
あかんべえ」「ぼんくら」「日暮らし」に始まって「孤高の人」で感動すらし…

他の作者の時代小説も読んではみたが…何か違う…。
やっぱり宮部の心理描写の巧みさは他にはない。

高田郁の「みをつくし料理帖」にもしばらくハマり…
そしてつい最近、宮部の「おそろし」を読んだ。
怖いけれど切ない話が満載でしかも、おちかという主人公が何ともいじらしくて…。

読み終えて…さびしくなって本屋へ。
文庫本を買うつもりで探していたのだがふと目に入ったハードカヴァー…
あんじゅう」…よく似たタイトルだけれど…
あれ!?まさか!?これって!続編!?

私の読書タイムはレッスンに出かける地下鉄の中か、ベッドに入って寝るまで…なので重い本はなるべく買わないようにしているのだが…
う〜ん…読みたい!
…買った…

せめて家の中でと思ったけれど…
う〜ん…読みたい…

結局、毎日持ち歩くことに。
タダでさえ重いバッグが…お、重い…。

しかし…
幽霊いっぱい出て来るのに…
何だか美しい…。
今さらながら…宮部みゆき…スゴイ…。

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ハマリ中
 カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)

何しろ手元に本がないとイライラ、ウロウロの私…
好きな作家の本を読みあさるという形だが、久々に戻って来た…重松清…。

ぼくの友達」や「小学五年生」、「きよしこ」「ナイフ」「エイジ」…と読み続けて来て、本屋でこの文庫本を手に取った時も、主人公は小学生か中学生と思いこんでいたのだが…
確かに最初はそうなのだが…

おや?…いつもと違う…。

胸がキュンとなるような、あの感じを期待していた私は、少々拍子抜けの気分で読み始めた。
そして…ハマッた…。
やっぱり…重松清…。

このところ生と死の意味を深く考えるようになった私にとって末期癌の診断を下されたシュンの感情の揺れ動きは何とも切なく、悲しく…。

癌という相手が「一生懸命生きようとしているから自分が死ぬ」と捉えるところ、「バカだな、俺が死ぬとお前も死ぬんだぞ」と語りかけるところなど今の自分にとっては想像もできない。

そして医師からの最終的な通告を夫婦が1人ずつ聞きたいと頼むところもまた胸が痛くなる。
それぞれが相手がいると「泣けない」と思うのだ。
究極の思いやり…というべきか…。

北海道の炭坑があった町が舞台なので夕張なのだろうと思うが廃坑となった後のその町に住む人達の思いは私の故郷福岡の三池炭坑でも同じだったのだろう…。
ボタ山」というものが記憶にあるし、私の小さい頃は石炭でお風呂を沸かしていた…。

世の中の移り変わりは目まぐるしく、その変化について行けないときもある。
それが「物」ならばまだ何とか対処できるが、生活となると…。
自分の環境ではないからと客観的にしか見ていないことに後ろめたさを感じるが…だからと言って…何ができる?…。

本を読むということの意味は、こんなたくさんの気づきにもあるのかもしれない。

さあ、しばらくはハマルぞ、重松清!

…でも…買ったもんなあ…
1Q84」「天地明察」「オー!ファーザー」…

う〜ん…1日よ、30時間になれ!!

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スゴイ!!!
いやあ…まいった…。
宮部みゆきの作品は全部読んだけれど、これは…その中でも間違いなくBEST3に入る。
児玉清が書いている。「愛しい友達」のようだと…。
言い得て妙!

読み終わるのが惜しくて惜しくて、最後の方は…もうすぐ…を予感しながらホントに少しずつ少しずつ読んだ。
読み終えて…抱きしめた。

何だろう…この暖かさ…切なさ…。

登場人物の誰もが愛しい…。
特に…やっぱり「ほう」…。
加賀様」も…「宇佐」も…。
やっぱり誰もが…。

物語はある意味、残酷だったり悲しかったりするのだけれど、その舞台で生き生きと動いている人達1人1人の心が伝わって来て…泣きそうになった。あ〜…悲しくて…あったかいよ…。

周りみんなに薦めて、みんなを「孤宿」ファンにして…。
今後もきっとこの波は続いていくのだろう…。
それはそれで…大切な友達を独り占めできないさびしさもあるが…。

 

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心にしみ入る…

先輩コーチ、Wと本の話になった。
Wが…

『わすれられないおくりもの』という本があって…
あれ?それって…あなぐまの?
そうです、そうです。
それ、書評を読んで気になってて…
えっ!?その本私大好きでたくさん持ってます!
そうなんですか!?1冊譲ってください。探しに行こうと思ってたんです。

その次会った時に…
きちんとラッピングされた本が…

プレゼントします。

死期を悟ってみんなの前から姿を消すアナグマの気持ち…
頼りにしていたアナグマをなくして途方に暮れ、その後、アナグマの残してくれたものを語り合うことで心の平安を取り戻す動物達の愛…

」というものへの向かい方、受け取り方を考えさせてくれるこの物語…
今の私にとっては大切な1冊になった。

母は今3度目の入院をしている。
今回は目…

簡単な手術だし、電話をすると元気な声を聞かせてくれる母だが、何と言っても82歳の高齢。
私も妹も、不安はまったくないと言ったら嘘になる。

毎日病院へ通って母の世話や話し相手をしてくれる妹は、両親や自分の「」というものを恐れてはいないと言う。
私には…
まだそこまでの覚悟はない。
いてくれるはずの」人が「いなくなる」ということに耐えられる自信もない。

友人の中にも家族をなくした人達がたくさんいて、その悲しみを乗り越えることはとても大変だったと聞く。

幸い私の両親もhusbandの両親もまだ健在だけれど、そう遠くない時期に「その時」はきっと訪れる…。

穏やかな、幸せな日々の中で出会った1冊の本…
きっと「その時」まで何度も読み返し、心に刻み込んで…
今より少しは大きな気持ちで「その時」に向き合うことができているようにと…願う…。


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あり得る…?!
 いやあ…まったく…伊坂幸太郎って人は…



つい先日東野圭吾の「パラドックッス13」を読んだばかりだったので…

…何で???

という思いが…。

8年後に小惑星が落ちて来て地球は滅びる…と発表があった後の物語なのだが、ドップリはまってしまう私としては…

もしも…後○年しか生きられないとしたら
と考えてしまう。

暴動が起きたり、自殺する人が出たりするのもうなずけるような気がする。

自分だったら…
それは自分自身が余命を宣告されても同じだろうけれど、世界中の感動を得るために旅に出るだろう…。できれば大好きな人と一緒に…。
あ、でもその人が自分を大好きとは限らないか…。難しいもんだ…。
ん?そうやって考えると、今自分にとって一番大切な人…がわかってくるかも…。
ちょっと…怖い…。

この物語の様々な登場人物の中ではやっぱりボクサーの苗場の生き方に感銘を受ける。
ある映画俳優との対話…

苗場君ってさあ、明日死ぬって言われたらどうする?
変わりませんよ
変わらないって、どうすんの?
ぼくにできるのはローキックと左フックしかないですから
それって、練習の話でしょ?というかさ、明日死ぬのに、そんなことするわけ?
俳優は笑う…
明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?
苗場は言う…。
あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?

いいなあ…。
もちろんこの対話の時点では終末というのは「仮定」だったわけだけれど、実際にそうなっても彼は変わらずにトレーニングを続けている…。

そして…
病気の子供を抱えている夫婦が、今までは「自分達が死んだ後、この子はどうやって生きていくんだろう…」と不安でたまらなかったのだけれど、終末が来て一緒に死ねることになって幸せだと語るシーン…。

奇跡的な妊娠が判明した夫婦が…産むべきか…と迷う設定…。

1つ1つのエピソードが考えさせられる話で…やっぱり伊坂幸太郎はスゴイッ!…と思ってしまう。

」から「」を理解する…崇高で難解なテーマだけれど、確かに今の世の中何が起きても不思議のない毎日だし、つい見ないようにしているけれど、自分だっていつ「」というものに直面するかわからない。
その時に「生きる」ことを…ジタバタしながら精一杯「生きる」ことを…もしかしたらできるかもしれない。
この本を読んだ今の私には…。

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